芸能
2019.09.02 16:00 週刊ポスト
デーブ・スペクターが明かす世界最大の下着ショー中止の背景

ド派手なショーは風物詩だったが…(写真/AFLO)
1977年に米国で創業され、セクシーなデザインと絢爛豪華なファッションショーで多くの海外セレブや女性に愛されている下着ブランド、ヴィクトリアズ・シークレット(VS)。
ショーは2001年に初の地上波生放送が始まり、最盛期は米国内で「歴史上最高視聴者数を記録した」とも言われた。しかし今年になって突然ショーの中止が発表され、波紋を呼んでいる。世界一の下着ブランドに何が起きたのか。その舞台裏を、「中止は“ビックリ”トリアズ・シークレットですよね!」と開口一番ダジャレを披露したデーブ・スペクター氏が語る。
「最大の理由は視聴率の低下。2011年の視聴者数は史上最多の1030万人を記録しましたが、一昨年は490万人、昨年は320万人と衰退の一途を辿っています」
なぜ人気が急落したのか。
「設立当初からのセクシー&ゴージャスという一貫した商品戦略の転換期を見誤ったことです。現代女性の多くはセクシーよりもヘルシー、ゴージャスよりも機能性を重視する。そんな時代にVSは商品の種類の多様化に走った。その分一つ一つの素材の品質が下がり、高価な価格帯が“時代遅れ”になってしまった」
時代の先駆者だったVSは、再び下着革命を起こせるか──。
最盛期のトップモデルだった女優のミランダ・カー(写真/AFLO) 2016年のショーではレディー・ガガがパフォーマンスを披露した(写真/AFLO)
※週刊ポスト2019年9月13日号
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