「昨年の福岡国際で30kmからペースを上げた服部選手は早めのポイントでスパートをかけることも考えられますが、MGCのポイントは2位でも代表内定となること。一人だけ抜け出しても、残りの集団はスローペースを維持して誰も付かないことも考えられる。そうしたなか、天候次第のところもありますが、ダークホースになりそうなのがベテラン・佐藤悠基選手(32)です。終盤のスピード勝負なら1万mで日本選手権を4連覇した佐藤選手に勝機がある。恐らく大迫選手をマークする形で走るでしょうから、そこで大迫選手が神経を削られることも考えられます」(同前)
トップ選手たちがタイム無視で勝負にこだわる異色のレース。思わぬ結果が待っているかもしれない。
※週刊ポスト2019年9月20・27日号