ライフ

新入社員に飛び込み営業の業務命令、これはパワハラか

飛び込み営業は確かに辛いが…

 ビジネスの最前線で戦う営業マンは会社に欠かせない存在だが、彼らの仕事は断られるのが当たり前。とりわけ“飛び込み営業”は、タフな精神力が求められる。新入社員はまず営業に配属されることも多いが、新入社員への飛び込み営業の業務命令はパワハラになるのか? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 文具メーカーの管理職です。新入社員が営業の仕事に熱心ではないようなので、文具店に飛び込み営業をさせようとしました。しかし、当該社員から「その営業のやり方はストレスを生みますし、パワハラだと思います。労働基準局に訴えます」とまでいわれました。この業務命令がパワハラになりますか。

【回答】
 業務をする上で飛び込み営業が不可欠であれば、新入社員にも慣れてもらわなくてはなりません。経験に基づいた、OJT(職業教育、企業内教育手法)を命じる業務命令が、無理強いのパワハラだと批判されては困るでしょう。

 パワハラとは、職場の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える、または職場環境を悪化させる行為と定義されています。

 具体的な行為態様には【1】/身体的攻撃(暴行・傷害)、【2】/精神的攻撃(脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言)、【3】/人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)、【4】/過大要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)、【5】/過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)、【6】/個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)の六類型があります。

関連キーワード

関連記事

トピックス

真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン