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お金を預ける時の預金と貯金、なぜ2通りの言い方がある?

お金を扱う主体によって違う

 巷でよく見聞きする言葉。それらは、ふだんあまり深く考えずにわかったつもりでいることが多いかもしれません。でも、実はそこに“違い”がある。正しい用語・言葉の意味を調べた。

 ついにスタートした消費増税。軽減税率という慣れない区分けに、店頭等で目にするPOPにも疑心暗鬼になってしまいがち。

 今後、まだまだ上がる可能性も否めないだけに、ヘソクリでも貯めて先々に備えるしかない!? ところで、お金を預ける際、「預金」と「貯金」という2つの言い方があるのはなぜ? お金のプロ『優益FPオフィス』チーフでファイナンシャルプランナーの樗木裕伸さんに聞いた。

「お金を預けることについてはどちらも同じ。ですが、銀行法や信用金庫法の『設立根拠法』による定義・文言の違いによります。例えば、銀行、信用金庫、信用組合、労働組合にお金を預けることを『預金』。

 ゆうちょ銀行、農協、漁業協同組合に預けることを『貯金』といいます。わかりやすく説明すると、貯蓄する側を主体としたものが『貯金』で、預かる側を主体としたものが『預金』という感じですね。名称は異なりますが、消費者・利用者的にはほとんど違いがないと思われます」

※女性セブン2019年10月31日号

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