屋内競技でも、今年9月に開催された「空手」のテスト大会は、台風15号による交通機関の乱れなどでスタッフが集まらず、実施を見送った種目もあった。東京都の招致活動で推進担当課長を務めた経験のある、鈴木知幸・国士舘大学法学部客員教授が指摘する。
「日本のメダルラッシュが期待される柔道やレスリングなども同様の事態が起こり得る」
中止や交通機関のマヒなどで、高倍率で当選したチケットが“紙くず”と化す可能性もある。平和の祭典が“穏やかでない結末”を迎えることがないよう、万全の対策が望まれる。
※週刊ポスト2019年11月1日号