そろそろあったか~い鍋が恋しくなるこの季節。著名な美食家たちに、“自らわざわざ取り寄せている”名店の絶品鍋を教えてもらった。高級店に出向かなくてもおウチで気軽にその味を堪能できる、この冬のとっておきの逸品鍋ばかりです!
■鳥彌三『鶏の水炊きセット』
江戸時代から約230年続き、本店には坂本龍馬が使った部屋が残る。生後3か月以内の雌鶏を3日間炊き込んだ秘伝のスープがゼラチン状で届く。
住所:京都府京都市下京区木屋町通四条下ル
【食通・寺門ジモンさんのオススメポイント】
「スープに塩とうずらの卵を溶いて飲み、野菜を入れてまたスープを飲みます。野菜の甘みがスープに入るとまた格別の味わいに。後半にもち、〆はおじやで」
■鳥名子『鴨すき』
臭みがなく脂の旨みと歯ごたえがたまらない鴨と、たっぷりのねぎだけのシンプルな鍋。
住所:京都府福知山市字中ノ5-4
【食通・フォーリンデブはっしーさんのオススメポイント】
「主役は鴨ではなくねぎと思えるほど、鴨のだしをたっぷりと吸ったシャキシャキのねぎが素晴らしい味わい」
■青木養鶏場生産直売店チキンハウス『参鶏湯』
低脂肪、低コレステロールで高たんぱくな富士の鶏の小ビナ丸鶏を煮込み、半身にしてレトルトパックに。
住所:静岡県富士宮市宮原541-5
【食通・彦摩呂さんのオススメポイント】
「富士山の新鮮な空気と水でのびのびと育った富士の鶏は、ほろりと軟らかく鶏自体の味が濃厚。〆はサッと茹でたそうめんをスープに絡め、極上の鶏そばにしてや~」
撮影/宮本信義
※女性セブン2019年11月7・14日号