ライフ

終活ブームで人気の葬儀保険、注目点は無料特約付き

最後は迷惑かけず自分の葬式したいという人に(イラスト/亀川秀樹)

 人生にリスクはつきもの…。そんな考えはもしかしたらもう古い? コンサートに行けなくなった、旅行先が雨…などの"小さな困った"に対応する保険は、これまでほぼなかったが、近年続々登場している。

 ピンポイントで困りごとをカバーするミニ保険(少額短期保険)が続々登場し、急成長。かゆいところに手が届く、ミニ保険の背景と実態を調査。

『みんなのキズナ』(あんしん少額短期保険)

 終活ブームで最近人気を集めているのが葬儀保険。だが、なかでも注目なのが葬祭業者に直接支払いをするタイプの無料特約付き葬儀保険だ。

 ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんはこう言う。

「直接支払特約を付ければ、事前に葬儀の内容が決められ、亡くなった際も保険金で葬儀費用が相殺され、確実に葬儀ができるので、お子さんがいない人などにも安心です」

 つまり、葬儀の生前予約が可能な葬儀保険は、子供がいない夫婦・内縁関係・LGBT・おひとりさまにも便利な葬儀保険の1つといえる。

【内容】
満40~84才まで加入OK。100才まで継続可能。医師の診察・診断書も不要。1年毎に自動更新の掛捨てタイプ。保険金固定型の場合、保険金額(死亡保障)は30万円、50万円、100万円、150 万円、200万円、250万円、300万円の7種があって、保険料は更新年齢が上がるごとに増えていく。その一方、保険料一定型もあり、月払い保険料は、1000~7000円の1000円刻みで7タイプから選べる(この場合は、保険金額は更新年齢が上がるごとに減っていく)。

【保険料】
たとえば50才女性のケースで試算してみると、保険金固定型で保険金額200万円なら月払い保険料1220円、保険金額150万円なら年払い1万770円に。その一方、保険料一定型で月払い保険料1000円プランの場合なら、保険金額は164万4570円になる。

※女性セブン2019年11月7・14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン