「三重の年越しパチンコは疲れました」と話すナミ(撮影/藤岡雅樹)
──仕事とはいえ、ナミさんは何時間ぐらい打っていたのですか?
ナミ:31日の朝に入って、休憩を挟みながら元旦の夜6時までスロットを打っていたので、30時間近くは“パチスロ漬け”でした。さすがにお風呂も入れなかったので最後のほうはツラかったですが、とても貴重な体験でした。
──聞くのがこわい感じですが、年越しパチンコの軍資金はいくらで、収支はどうだったのですか?
ナミ:用意していたのは20万円ほど。さすがに長丁場ですし、一緒に行ったライターさんと勝ち負けの差が大きくなりすぎても悲しいので、「乗り打ち(※注/痛み分けになるように勝ち負けを折半すること)」にしました。
出玉制限がある6号機の台を中心に打っていたこともあり、最終的な収支は若干のプラスで終わりました。
──昨今はパチンコやスロットの出玉規制が強化され、大勝ちできない時代になったといわれます。
ナミ:パチスロでは爆裂する機種が規制対象になって撤去されました。今ではギャンブル性の低い6号機が主流のため、大勝ちしにくくなっていることは確かです。パチスロで生計を立てているようなプロの方たちは“廃業”の危機といえるかもしれません。
パチンコのほうも、1回の大当たりでの出玉は抑えられていますが、大当たりの連チャン継続率は上がったので、夢はあります。例えば大当たり後に120回転のST(スペシャルタイム)に突入する機種では、すぐ次の大当たりを引くチャンスも高まっていますからね。