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町田康氏 酒をやめて「なぜ人は酒を飲むのか」を考えた

──お酒をやめた町田さんですが、お酒を飲むことを否定されていません。

 自分も好きだったから、悪いものとは思ってないんです。適度に飲める人は、飲んでいいと思うし、僕も適度に飲めるんだったら飲みたいと思うんです。でも、世の中には、適度ができる人とできない人がいて、僕は後者だった。でも、やめたことで、思わぬ余禄がありました。生活上の変化もありましたし、それを目指してやめたわけではないけれど、結果的に得たものはありました。(【後編】に続きます)

町田康(まちだ・こう)/1962年大阪府生まれ。町田町蔵の名で歌手活動を始め、1981年パンクバンド「INU」の『メシ喰うな!』でレコードデビュー。俳優としても活躍する。1996年、初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌1997年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞した。著書に「きれぎれ」(芥川賞)、詩集『土間の四十八滝』(萩原朔太郎賞)、「権現の踊り子」(川端康成文学賞)、『告白』(谷崎潤一郎賞)、『宿屋めぐり』(野間文芸賞)等多数。

撮影/内海裕之

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