国際情報

新型コロナ禍に米軍関係者が中国の「厚黒学」思想を指摘

「逮捕された者には供述拒否権と弁護人を選任できる権利があるが、中国人被疑者にこれを説明しても、“そんなバカなことがある訳がない”と彼らは信じなかった」

 供述拒否権とは言いたくないことは無理に言わなくていい権利で、弁護人を選任できる権利とともに弁解聴取録に印刷されている。日本なら当たり前の権利と思えるが、中国人には信じがたいものだったらしいと言うのだ。

「そもそも彼らは言論の自由がない国に生きてるから、権利の概念が他国とは異なる。一党独裁の政治がなされている国だから、たとえ監視システムを容認しない国民がいても、それを主張することはできない」

 昨年、香港で起こった民主化デモでもわかるように、生まれ育った地域や環境で権利の概念は違うのだが、中国では統治する者とされる者では、そもそも自由や人権に対する捉え方も違うのだろう。

 欧米諸国が次々と非常事態宣言を出し、国境を封鎖し始めている中、感染のピークは過ぎたと自信を取り戻している中国。米軍がコロナを持ち込んだという中国政府高官の発言にトランプ米大統領は偽情報を流したと非難、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼び、それが正しい呼称だと記者会見で連呼しているが、その声すらも彼らの黒い腹の中にのみ込まれていきそうだ。

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