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2020.03.29 07:00  NEWSポストセブン

中学受験 難関「公立中高一貫校」が軒並み応募者減の異変

◆今年の応募者の減少要因と来年の予想

 ほぼ学費がかからない状態で上記の教育を受けられるのに、なぜ今年応募者が減ったのだろうか。公立中高一貫校に大勢受検させる塾の先生に聴いても明確な要因は見つからなかったが、以下のような理由は考えられる。

・5~6倍という倍率の高さ/無駄な努力はしたくない(させたくない)という心理
・年々レベルが上がっている/どこもが開校時と比べると格段に難しくなっている。近所で多くの不合格体験を目にするようになって、チャレンジする家庭が減少
・塾通いが必要/2年、3年と塾に通うことが必要なことがわかり、その費用の点から断念

 以上のことが絡み合っているわけである。ただ、今年こそ減少したが、2021年度は間違いなく応募者は増加するに違いない。これから「コロナショック」がもたらすであろう経済不況はかなり深刻なものになりそうだからだ。

 目下は観光業、運輸業、小売りなどへの打撃が取り上げられているが、部品供給の不足などから製造業、さらには金融、商社……リストラを経て家計にも大打撃がもたらされる。

 いま私立中学受験熱は6年連続で受験者増をもたらしている。これは、中高一貫教育が優れていることが広く知られるようになったことが大きい。倹約してでも教育にはお金をかける日本人の国民性からいって、今後不況になっても、いや厳しい時代になりそうだからこそ、わが子にはより良い教育を受けさせたいというスタンスは変わらないのではないだろうか。

 そう考えると、学費が安いうえに教育内容が優れている公立中高一貫校に再び注目が集まる可能性は高いだろう。

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