つまり今回の答えは【B】だ。地震発生直後にまずすべきことは、低い姿勢をとり、揺れが収まるまで、その場にうずくまり頭をガードすること。
「落下物が頭にあたり、意識を失うと、次の行動に移せないので、まずはそれを避けなければなりません。座布団やクッション、枕など、身近にあるもので、とにかく頭を保護しましょう」
保護アイテムは、かばん、電話帳などの厚めの雑誌、フライパンなどでもいい。近くに頭を守れるものがない場合は、手で頭を覆うだけでもよい。子供であっても同様だ。大人が守れないときもあるので、揺れたらまず頭を守るよう教えておこう。
そして、頭をガードする際は、視界を遮らないこと。
窓ガラスなどの破片から身を守るため、頭からすっぽり布団をかぶった方がよさそうだが、それだと視界が遮られて、危険を回避しにくい。
「地震発生時は、何が落ちてくるかわかりません。とっさに避けたり、周りの状況を見ながら避難するため、視界は必ず確保しておきましょう」
備えあれば憂いなし。生き抜く術を身につけていこう。
※女性セブン2020年4月16日号