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青森・秋田の海の幸、山の幸が実感できる名物駅弁3選

五能線は秋田と青森を結ぶ

 秋田・東能代駅―青森・川部駅間の147.2kmを結ぶJR五能線。日本海沿いをぐるりとめぐる路線は、世界自然遺産に登録されている白神山地の絶景など風光明媚な景色を楽しめる。海沿いギリギリを走る区間もあり、奇岩に打ち寄せる波しぶきも見所。秋田県と青森県は名物駅弁も豊富。両県の絶品駅弁を紹介しよう。

◆新青森駅「津軽めんこい懐石弁当」

新青森駅「津軽めんこい懐石弁当」

 郷土料理や名物料理が24種類揃い、酒肴にもよし。「青森県が海の幸、山の幸の宝庫であることを実感する駅弁です」(櫻井氏)。弘前駅でも販売。1350円。

◆秋田駅「白神浪漫」

秋田駅「白神浪漫」

 五能線沿線の名産品を楽しめる駅弁。帆立の天ぷら、イクラ醤油漬、舞茸煮、わかさぎ佃煮、郷土漬物「しそ巻き大根漬」などが詰まっている。1000円。

◆大館駅「鶏めし」

大館駅「鶏めし」

 大館駅の名物駅弁。昔ながらの製法を守り、醤油・砂糖で甘辛く味付けした鶏肉、鶏の煮汁と醤油で炊き込んだご飯は味わい深い。秋田県産あきたこまちを使用。900円。問花善

●写真・監修:櫻井寛(さくらい・かん)/1954年長野県生まれ。旅と鉄道をこよなく愛するフォトジャーナリスト。好物の駅弁は6000食以上を完食。近著『にっぽん全国100駅弁』(双葉社刊)をはじめ、著書多数。

※週刊ポスト2020年4月17日号

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