ライフ

高齢者の暮らし、AIを駆使して家電のスマート化を図ると良い

スマホで家電を操るスマートリモコン。『Nature Remo』/Nature

 最近よく聞かれるようになった“スマート化”。家電をインターネットでつなぎ、AI(人工知能)などを駆使して人の生活を快適にするスマートホームを指すことが多く、専用アプリを入れたスマホなどで操作できるものはスマート家電と呼ばれる。高齢者の暮らしにはどんな形で活用されるのだろう。

 家電コーディネーターの戸井田園子さんはこう語る。

「まずは子供世代がスマートリモコンを使って老親を見守ってみては? スマートリモコンはテレビ、エアコン、照明など、赤外線リモコンを使う家電をまとめて操作できるもの。Wi-Fiに接続すれば、専用アプリを入れたスマホからも操作できます。老親宅にスマートリモコンを設置すれば、子供のスマホで“いま、照明がついた”“暑いのにエアコンをつけていない”などがわかります。もちろんスマホからオンオフの操作もできます」

 スマートスピーカーは、手を使わずに音声で操作ができ、さらに楽になる。

「OKグーグル、今日の天気は?」「アレクサ、テレビをつけて」などと声をかけるシーンもおなじみだ。

「初めてなら画面付きのスマートスピーカーが使いやすいと思います。老親宅と自分の家に画面付きスマートスピーカーを設置すればビデオ通話も可能。時計やデジタルフォトフレームにもなります。

 また、Wi-Fi環境がなくても音声操作ができるテレビや照明も登場。スマート家電を疑似体験できるので、高齢者世帯のスマート化トライアルにもおすすめです」

赤外線リモコン付き家電をまとめて操作。GPSや温度などでの自動化も可能。スマートスピーカーと連携し音声操作も。『Nature Remo』9980円/Nature

【Profile】
家電コーディネーター・戸井田園子さん●株式会社INTECO代表。家電を取り入れ時間を産む『時産』を提唱する家電コーディネーター。Web・雑誌・新聞・ラジオなどで幅広く活躍中。家電の性能・デザイン・価格をトータルに比較した生活者目線のコメント、アドバイスが人気。

※女性セブン2020年5月7・14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン