母の介護について語る岡江さん
仕事現場でも自身のことよりも、共演者やスタッフのことを優先する人だったという。
「娘さんと同じ年頃の若い女優さんやタレントさんには、“ママって呼んでね”と言って、よく面倒を見ていました。本当にお母さんのような気持ちになっちゃって、応援したりアドバイスしたくなるって笑ってました。
岡江さんはスマホで1日1枚写真を撮って、日記をつけていたんです。お酒もいけますから、夜はスタッフと一緒に日本酒を楽しむこともあった。その様子を撮影する際に、“1人でも欠けちゃダメ”と言って、全員の顔が入るようにスマホを構えていた姿が忘れられません」(テレビ局関係者)
誰もが「気遣いの人」と岡江さんを評した。
冒頭の取材後、岡江さんから事務所を通じて編集部に連絡があった。
「取材時はスニーカーを履いていて、足元が恥ずかしい」
スッピンを恥ずかしがったときのような、茶目っ気たっぷりに話す岡江さんの顔が目に浮かんだ。
※女性セブン2020年5月21・28日号
記者に会釈をする岡江さん
生前、健康的な笑顔を見せる岡江さん