●内山壮真(星稜)捕手
172センチと小柄ながら野球センスは抜群(撮影/松橋隆樹)
準優勝の昨年夏の甲子園までは奥川恭伸(東京ヤクルト)と山瀬慎之介(巨人)のバッテリーを遊撃から支えた。172センチと小柄ながら野球センスは抜群。新チームでは捕手に転向、優勝した北信越大会では4試合で15打数8安打と打ちまくる。
●井上朋也(花咲徳栄)内野手
失投を見逃さない選球眼とミート力はピカイチ(撮影/松橋隆樹)
中学時代はボーイズ日本代表の主砲。1年夏の甲子園デビュー戦で決勝打を放つ。タイプ的には先輩の野村佑希(北海道日本ハム)とだぶるが、失投を見逃さない選球眼とミートの力は井上が勝るかもしれない。
●西川僚祐(東海大相模)外野手
中学3年で東京ドームのスタンドに打ち込んだ(撮影/松橋隆樹)
先輩である原辰徳(現巨人監督)を彷彿させる右のスラッガー。スカウトが評価するのは、中学3年時に東京ドームでスタンドに放り込んだスイングスピードで、芯でとらえた打球の速さは見る者を驚かせる。
●西野力矢(大阪桐蔭)内野手
強豪校で本塁打を量産(共同通信社)
2018年に春夏連覇を達成した最強世代のあと、4番に座ったのが当時1年生の“ゴンちゃん”こと西野だった。その頃は一本足打法で豪快な本塁打を量産。巨漢ながら器用さも持ち合わせ、課題の守備力も向上した。
●来田涼斗(きた・りょうと、明石商業)外野手
先頭打者&さよなら本塁打で甲子園を沸かせた(撮影/藤岡雅樹)
藤原恭大(千葉ロッテ)のような俊足・強打の外野手。昨春のセンバツ、準々決勝の智弁和歌山戦で先頭打者&サヨナラ本塁打を放ち強烈なインパクトを残したが、あっさり凡退する場面も。そのあたりが課題か。
※週刊ポスト2020年6月5日号