芸能
2020.06.05 16:00 週刊ポスト
木本克英氏×土橋章宏氏 地上波でできないことをやろう

「大江戸グレートジャーニー」の原作と脚本を担当した土橋章宏氏が語る
「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」(WOWOW・6月6日スタート)は、2014年に大ヒットした映画『超高速!参勤交代』の本木克英監督と、原作・脚本の土橋章宏氏が久々にコンビを組んだ注目の連続ドラマだ。放送開始を前に語り合ってもらった。
本木:ところで、今回のドラマ化にあたって、土橋さんには自ら脚本を手掛けてもらったわけですけど、自分で創り出した活字の物語を、換骨奪胎してうまく映像向きにアレンジされていますよね。こうした発想の転換とか手法には、本当にいつも感心しているんです。
土橋:ありがとうございます。小説と違って映像の場合は、いかに視聴者にチャンネルを変えさせないようにするかを常に意識しています。そこで今作は、原作よりもサスペンス色を強くしたんです。菊佐の出番を多くしたのも、そんな狙いがあってのことです。
本木:道中、丸山隆平さん演じる主人公・辰五郎を追いかけてくる残忍な借金取りですね。その菊佐の子分として、ドラマ版では加藤諒さんが演じる六助というオリジナルキャラも登場しましたが、これは?
土橋:六助というパートナーを出すことによって、菊佐の存在が際立つんです。2人の掛け合いから菊佐の内面が見えてくることもありますし。ただ、その六助が途中から菊佐に惚れてキャラを変えていくのは、本木監督のアイデアでしたよね。おかげでボーイズラブみたいな要素が少し盛り込まれました(笑い)。
本木:あれは当時話題になっていた、『おっさんずラブ』に感化されたんです。斬新な設定で突き抜けていて本当に面白かったし、流行に敏感なほうなので(笑い)。
土橋:おかげで、その菊佐を演じる山本耕史さんの演技も映えましたよね。自分に片思いしている男の子分との旅を、すごくいい感じに表現してくれました。
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