ライフ

通院とは違う親密さが魅力 「訪問診療」「訪問看護」とは

訪問診察・訪問看護の利用方法は?(イラスト/鈴木みゆき)

 医療の受け方として、通院、入院のほかに、自宅や施設に医師や看護師が訪問して診察や看護をしてくれる訪問診療、訪問看護がある。在宅医療を中心とする「たかせクリニック」理事長の高瀬義昌さんも訪問診療医の一人だ。

「診察室だけで診察・治療する通院とは違い、その人が暮らす地域や生活の中で診るのが在宅医療。病気があっても、できるだけ生活の中で療養を続けるという発想で診ます。自宅の寝室やリビングで、その人の暮らしごと見て、予防のアドバイスもします。より身近な存在といえますね」(高瀬さん)

 医療保険、介護保険が適用され、原則、病気などのために通院困難な人が対象だが、必要と認められれば誰でも利用できる。

 訪問診療は臨時的に依頼する往診とは違い、月数回、診療計画に基づいて定期的に訪問し、診察や治療、薬の処方、相談や指導も行う。基本、24時間対応。

 また訪問看護は主治医の指示のもと、健康状態の悪化防止や回復の支援を行う。必要に応じて理学療法士や作業療法士による訪問リハビリも。

 訪問診療、訪問看護は、
・自治体の介護保険担当
・保健所
・ケアマネジャー
・訪問看護ステーション
・在宅医療支援センター

 のほか、在宅医療を行うクリニックへ直接、問い合わせたり、入院中の場合は、病院の医療ソーシャルワーカーにも相談できる。

※女性セブン2020年6月25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン