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虎党も心配? 阪神の新外国人・ボーアに囁かれる致命的弱点

期待を背負ってきたボーアが爆発するか(時事通信フォト)

 阪神の新助っ人・ジャスティン・ボーア(32)が評価を急上昇させている。6月2日から甲子園で行なわれた広島との練習試合3連戦で3試合連続アーチ。元阪神監督の吉田義男氏は専属評論家を務める日刊スポーツ大阪版のコラムで「これでボーアの開幕4番は決まりですな」と絶賛した。

 ボーアはマーリンズ時代の2017年に25本塁打を放ち、メジャー通算559試合で92本塁打を記録。昨季、チーム得点で12球団ワーストだった阪神にとって願ってもない大砲の獲得で、在阪スポーツ紙はこぞって「バースの再来」と書いた。

 ただ、蓋を開けてみれば紅白戦を含めた17試合で本塁打どころか、44打席長打なし。いつしかスポーツ紙の一面からも「バース二世」の文字は消えていた。それが開幕直前のタイミングでの3試合連続ホームランで、“復活”したのである。

 今度こそ本物や──虎党は盛り上がっているが、あるセ球団スコアラーは「ボーア対策は万全ですよ」とほくそ笑む。

「ボーアは深刻な左腕アレルギー。メジャー通算で対右投手の打率は.262ですが、左投手だと5分も落ちる。3試合連続アーチも全て右投手からだった。打たれた広島も“落ちる球に弱い”とか“インハイが打てない”といわれていたので、それを確認したようだ。甘く入ったことで一発を浴びてしまったが、かなりの確率で高目の球に差し込まれている。すでに多くの球団が“対策済み”で、3試合連続本塁打の後は13打席連続無安打が続いた。14打席目にヒットを打ったが、やはり右投げのジョンソン(広島)だった。左腕に限れば、2月のキャンプから16打席連続無安打(6月15日時点)。ボーアはもう丸裸です」

 当面は無観客試合が続くため、凡退が続いても虎党の辛辣なヤジが飛ぶことはないが、果たして……。

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