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トンボ、太平洋クラブ、松竹… 野球帽「企業ロゴ」の歴史

「トンボ」は今ならきっと大人気のはず

 野球の特徴の1つが、選手が帽子を被ること。約700点に上る野球帽の歴史を解説した『野球帽大図鑑』(著/綱島理友、イラスト/イワヰマサタカ。朝日新聞出版刊)から、「ロゴ」にまつわるエピソードを紹介しよう。

 野球ファンの間では帽子は重要なアイテムだが、メジャーリーグではユニフォームにオーナー会社のロゴを入れることはない。しかし、日本のプロ野球では親会社のロゴを取り入れたデザインが幾度となく登場してきた。

 1950年、西鉄クリッパースと松竹ロビンスが社章をデザインした帽子マークを採用。トンボユニオンズ、太平洋クラブライオンズは親会社ではなくスポンサー企業だった。

 1981年に日本ハムファイターズがnhマークの帽子を廃止すると、その後しばらくこの手のデザインを採用する球団は現われなかったが、2005年に西武ライオンズの球場と二軍の命名権を購入したインボイスが企業マークの帽子を復活。続けてグッドウィルも同様のデザインを採用した。最近では横浜DeNAベイスターズが2013年から5シーズン使用している。

※週刊ポスト2020年6月26日号

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