芸能

あゆ、宇多田、岸恵子… うまくいかなかった国際結婚の背景

岸恵子は女優の国際結婚のさきがけとなった(時事通信フォト)

 綾瀬はるか(35)と韓国俳優ノ・ミヌ(34)の交際報道が注目を集めているが、海を越えた男女の交際には様々な障壁があるのも事実。たとえば、世間に衝撃を与えた国際結婚の“元祖”といえば、女優の岸惠子(87)だろう。

 1957年にフランス人映画監督のイヴ・シァンピ氏(故人)と結婚、パリに移り住んだ。

「当時の日本は普通の人が海外旅行するのも難しい時代でしたから、結婚は大きく報じられていました。岸さんは日本とフランスを行き来して日本の映画にも出演していたけれど、次第に家庭生活はうまくいっていないという話が漏れてきた。外国人と結婚し、外国暮らしをすることは話題になりましたが、あまりに市井の人々とかけ離れていて、ファンの気持ちや理解は追いついていなかったようです」(芸能リポーターの石川敏男氏)

 夫の女性問題で1975年に離婚した岸だが、離婚を決めた背景についてこう述べている。

〈自分を殺して幾つかの映画の大作を断った無念さも鬱積していた。(中略)出演できなかった数々の映画。それらへの慚愧の思いが私を暴挙に走らせたのだ。私は長年愛しんだ「家庭」という卵も割ってしまった〉(日経新聞「私の履歴書」5月25日付)

 フランスのF1レーサー・ジャン・アレジと結婚した後藤久美子(46)と同じように、英国人F1レーサーのジェンソン・バトンとの“ハイパーセレブ婚”が話題になったモデルの道端ジェシカ(35)は、わずか1年で破綻している。

「6年間のオープンな交際で、道端の名は世界で報じられるようになり、日本でも一気にセレブモデルの扱いに。が、離婚後はすっかり露出が減った」(芸能記者)

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