芸能

優樹菜は引退しても活動?「TVよりネット」が変える芸能界

事務所に所属せずとも芸能活動ができる時代に

 木下優樹菜(32才)が芸能界復帰を発表した5日後、事務所からの退所と引退を発表した。報道では「辞めさせられた」といったニュアンスのものもあるが、業界人からは「彼女が事務所に所属せずとも活動できると考えた可能性もある」という声が出ている。

 最近ではYouTuberが所属するUUUMからは脱退者が相次いだ。20%のマネジメント料がYouTuberにとっては不満だったようだが、ネットのある時代、YouTuberにとっても芸能人にとっても事務所の必要性が減っているようだ。

 7月13日、FRIDAYデジタルが「木下優樹菜の感覚を乱したフォロワー500万人と夫との収入格差」という記事を配信した。約500万のインスタグラムフォロワーを誇っていた木下は、インスタに宣伝を書けばそれで大金が手に入るが、テレビの仕事で長時間拘束されて数十万円。そうしたことから、夫のFUJIWARA・藤本敏史(49才)との間に“格差”ができて木下の不倫疑惑の温床になった、とする記事だ。

 実際、著名人にインスタグラムやツイッターで「宣伝」をしてもらうといくらぐらいになるのか。広告代理店の営業マンはこう語る。

「値段表があり、ランクに応じて数百万、100万円、50万円、などとあります。フォロワー数×単価、というのもありますが、さすがに500万人いた場合は、1円以上の単価は払えないのでは。私が以前一般人にツイートをしてもらう企画をした時は、それなりにフォロワーの多い一般人を束ねるキャスティング会社から『1フォロワーあたり5円』を提示されました」

 この営業マンはこの時の仕事では、フォロワーが数千~1万程度の一般人を集め、合計20万フォロワーで100万円というプランを紹介されたそうだ。

 このように、SNSやブログ、YouTubeでのフォロワーや登録者数、読者数がお金に直結する時代なだけに、芸能事務所の位置づけが揺らいできている。テレビが収入のメインだった時代は、テレビ局との深いパイプがある事務所経由で仕事を取ってこなくてはいけなかった。仮に芸能人がスタジオでディレクターやプロデューサーに「闇営業」を持ちかけようものならばすぐにバレ、クビになるほか、その後は各局から出入り禁止になることは陽の目を見るよりも明らかだった。

 だが、ネットを活動の中心に据えた場合、事務所は足枷となる。直接仕事のオファーは受けられるうえに、マネジメント料も取られない。最近でもYouTuberのカジサックとして多数のチャンネル登録者を持つキングコング・梶原雄太(39才)が、テレビとラジオ番組を一気に降板したが、これもYouTubeで収入があるからすんなりと決断できたのかもしれない。

関連記事

トピックス

岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
成田きんさんの息子・幸男さん
【きんさん・ぎんさん】成田きんさんの息子・幸男さんは93歳 長寿の秘訣は「洒落っ気、色っ気、食いっ気です」
週刊ポスト
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン