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2020.07.20 07:00  週刊ポスト

テレビのヤラセを楽しんだ時代 UFO特集、オリバー君など

『発掘あるある大事典』では社長が辞任(関西テレビ経営陣。写真/時事通信フォト)

 今年5月に急逝した女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が出演していた恋愛リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)。花さんは放送中、同居男性に罵声を浴びせたことでSNSを中心にバッシングを受けたが、この木村さんの言動は「番組スタッフからの指示だった」と母親がBPO(放送倫理・番組向上機構)に人権侵害の申し立てをするなど(フジ側は指示を否定)、騒動は収まる気配を見せない。

 直後にドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジ系)でも、出演者が「台本を渡された」と告白。「テレビとヤラセ」の問題がクローズアップされている。

「テレビは変わってしまいました。一昔前のテレビは人を傷つけるような演出を強いたりはしなかったし、そもそも作り手側が“リアリティ”という言葉から距離を置いていましたからね……」

 そう嘆息するのは、『世界まる見え!テレビ特捜部』や『恋のから騒ぎ』など、数々の人気番組を手がけてきた元日本テレビプロデューサー・吉川圭三氏である。

「私が入社する前の話ですが、大橋巨泉さんが司会を務めた『11PM』(日テレ系)では、定期的にUFO特集を組んでいました。ディレクターの矢追純一さんが『UFOを呼べる』という外国人を連れてきて、日テレの屋上で、徳光和夫さんに実況させました。すると、『青白い物体が近づいて来ました!』。もちろん正体は飛行機でした(笑い)。

 ある時、番組スタッフが統括プロデューサーに『今日、UFOを呼ぶんだって? 役員室を押さえておいたから』と言われたので見に行くと、『宇宙人ご一行様』と書いてあったそうです。そんな洒落が許された時代でした」

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