ライフ

芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」

ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)

ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)

 子育てを始めると、対人関係に変化が生まれて、苦労する人も多い。街中の見知らぬ人に迷惑をかけていないだろうか、学生時代の同級生と距離が生まれないだろうか、ママ友はどうやって作れば……。SNSをのぞけば、そんなお悩みがたくさん吐露されている。

 そんな時にヒントになるのが、芸人・横澤夏子(34)の子育てへの姿勢だ。2017年に一般男性と結婚し、三姉妹の母である横澤。Instagramのフォロワー約110万人(2025年7月17日時点)で、仕事に加えて子育てに関する投稿も多く、母親からの支持を広げている。

 横澤が3人の子どもたちと過ごす日々の中で、気づいたことや考えたことをまとめた『ドタバタ子育て大作戦 三姉妹のれんらくちょう』(オレンジページ)から、おでかけ時やママ友づくりのエピソードをお届けする。(同書より一部抜粋して再構成)【全3回の第1回】

* * *

優しい世界が広がっている

 以前、中華料理屋さんでごはんを食べていたときのこと。隣の席に一人でお食事をされている50代ぐらいの女性がいました。長女に静かにしてとお願いしてもなかなか聞いてくれず、隣の女性をずっと見たり、終始わちゃわちゃとしていました。何度もすみませんと謝って、早くお店を出たいと思っていた矢先、その女性が帰りがけに、「元気をもらったわ。ありがとう」と言ってくださったのです。まさかの言葉に、え? うちが? と驚きました。

 その言葉の真意はわかりませんが、「元気をもらった」という言葉に私が元気をもらったことは確実でした。女性の言葉にパワーや思いやりがたくさん込められていて、とてもありがたく思いました。外出先では周りにご迷惑をかけた罪悪感でいっぱいになり、せっかくの楽しい雰囲気を台無しにしてしまう癖がある私にとって、心温まる言葉でした。子育てをして、思っていた以上に優しい世界が広がっていることに気づきます。

ママ友はチームメイト

 地元のママになった友だちとやっている「ゲリラ」という名前のグループLINEがあります。高校のときに一緒にお弁当を食べていたメンバーなんですが、「こういうことがあったんだけど、どうしよう?」とLINEすると、次の日とかにゆるく返してくれる。このゆるい感じが気兼ねなくなんでも言えて助かっています。ゲリラ的にいきなり動くという意味からこのグループ名になりました。

 それとは別に、長文の相談LINEを送り合う友だちも。彼女は小学生の子どもがいる先輩ママなんですが、高校時代から長電話をしょっちゅうしていた仲なんです。だから、意見箱かなっていうくらいの長文LINEもためらわず送れる。書いているうちに悩みが整理されていって、書き終わる頃には自己解決することも。「わかるよ」の一言で救われるんです。この子にならどんな悩みを言っても受け止めてくれるだろうな、という信頼関係があるのがすごく嬉しいです。

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン