唾液を入れる専用容器。喉の奥の粘膜を採取して検査する(共同通信社)

 そもそもPCR検査とは、人体から検体を採取し、ウイルスに含まれる特定の遺伝子を増やして調べる検査方法のこと。よく知られるのは綿棒を鼻から入れ、喉の奥の粘膜を採取する「鼻咽頭ぬぐい法」だ。

 そのほかにも6月には唾液を使ったPCR検査も認められるようになった。検査を受ける人が自ら2mlほど(小さじ半分弱)の唾液を専用容器に入れる方法で、検体採取の際のくしゃみや咳による医師への飛沫感染のリスクが低いとされる。唾液検査が認められるようになったことが、PCR検査を行う医療機関が増えた1つの理由とされる。

 実際に検査を受けるのはどんな人か。ナビタスクリニック新宿で検査を実施する久住さんが指摘する。

「多いときは1日20人ほどが検査を受けます。検査を受ける無症状者のほとんどは、海外渡航やビジネスのために陰性証明が必要な人です」

 なかにはビジネス目的以外の人もいる。

「最近では、田舎に住む高齢の親が体調を崩したので会いに行かねばならず、その前に検査を受けたかたがいました。また、実家に住む母親の勤務先が“無検査の子供が帰省するなら母親が会社を10日間休まなければならない”とのルールを定めたため、帰省前に検査を受けたという大学生もいました。無症状でも同居の高齢者に感染させないためや、周囲の要求で検査を受けるケースが目立ちます」(久住さん)

※女性セブン2020年9月3日号

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