かくして4月から番組に出演するようになるのですが、感じたのが、視聴者コメントの優しさなんですよ……。こちとらニコニコ生放送の殺伐としたコメント欄での罵倒や、泥酔して出演したTBSラジオでの大失態へのお叱りなどに慣れていたのですが、視聴者からのコメントがとにかく優しいんですよ……。
EXITと柴田さんと平石アナと穂川さんに対して優しいのは理解できるものの、私のようなコメンテーターや、その日のゲストコメンテーター、あるいは特集に合わせて登場する専門家などに対しても徹底的に優しい。労わりのコメントあれば、爆笑してくれたり、「鋭い質問!」「それを聞きたかった」などと視聴者は書き込むのです。
「ジッター」とEXITの幸せな関係性
そんな中でも特に優しかったのが「ジッター」と呼ばれるEXITのファンの皆様方です。私のバカコメント──たとえば、「悪夢」がテーマの時、「先輩の顔面をイクラが覆い、それを食べさせられた」といった夢を話しても気持ち悪がりつつも笑ってくれる。
さらには、「中川さん、EXITに親切にしてくれてありがとう」と書いたり、最終回では「EXITの2人と中川さんが互いにリスペクトの心をもって仕事をしているのが分かった」なんてことまで書いてくれる。さらには、8月20日に出演した時は誕生日の前日ということで、盛大にお祝いしてくれる。ジッターの皆さんの書き込みから「ハッピーバースデー」のことを「ハピバ」と呼ぶことも初めて知りました。
そうなのです! 完全に私はEXITの人気のコバンザメとして、ジッターの皆さんにも良くしてもらえたのです! まさか、こんな体験を46歳後半から47歳前半にさせてもらうとは、「あぁ、生きてて良かった」と思った次第です。
そして、ジッターの皆様とEXITの信頼関係を感じたのが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除された直後のことでした。兼近さんが「感染しないように、今日はまだ、念のためスタジオまで皆さん来ないでくださいね」といった趣旨のツイートをしたところ、本当にこの日は誰も来なかった!
これには平石アナもびっくりしていたのですが、りんたろー。さんと兼近さんは「僕らのファンの方々は、本当に常識的な分別のある方ばかりなんです」と言っていました。