国内

菅義偉氏は小池百合子知事が大の苦手 背景にカジノ誘致問題

相容れない関係(時事通信フォト)

 自民党総裁選で向かうところ敵なしの菅義偉氏が“大の苦手”とするのが小池百合子・東京都知事だ。新型コロナの感染が再び拡大する中、2人はその対応と責任をめぐって激しい舌戦を繰り広げてきた。

 先にバトルを仕掛けたのは菅氏だ。Go To キャンペーンの前倒しを推進する菅氏は感染再拡大について、「この問題は圧倒的に東京問題と言っても過言ではない」と都の対応を批判。それに対し小池氏は皮肉たっぷりに「Go To キャンペーンは冷房と暖房を両方かけるようなもの。よーくお考えになるべき」とやり返した。

 すると菅氏は攻撃の“第2波”を繰り出す。キャンペーンからの東京除外を主導し、その理由を「都知事が外出自粛を求めたから」と言い切って責任を押し付けた。小池氏も引かない。「国の方でよーくご判断されたことかと思います」と嘲笑してみせた。

 バトルはなお続く。菅氏は月刊誌『文藝春秋』9月号のインタビューで、〈理解に苦しむのは、都がこの間、軽症者や無症状者が療養するホテルの大半を、契約期限切れに伴って解約してしまったことです〉と“暴露”して報復に出たのである。

 普段は冷静で慎重な発言で知られる菅氏だが、相手が小池氏となると途端に冷静さを失って感情をむき出しにする。

 それは今に始まったことではない。小池氏が2016年の東京都知事選に出馬した際、菅氏は対立候補に元岩手県知事の増田寛也氏を擁立。「劇場型の人に大事な都政を託すことはできない」と批判を展開した。

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン