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2020.09.09 16:00  女性セブン

脚本家が明かす石原プロ 「自己規制しないでやっちまえ!」

番組作りも一筋縄ではいかなかった

 テレビドラマの黎明期から現在に至るまで、長きにわたって愛され続けているのが、刑事ドラマだ。特に『太陽にほえろ!』や『西部警察』シリーズに代表される昭和の刑事ドラマは、現在の刑事ドラマ人気へ続く偉大な一時代を創り出してきた。

『太陽にほえろ!』や『西部警察』シリーズを含めて、これまで200本以上の刑事ドラマの脚本を執筆してきた、映画監督・脚本家の柏原寛司さんに、昭和の刑事ドラマの誕生秘話を聞いた。

* * *
 昭和の刑事ドラマといえば、社会派や人情もの、アクションなど、その内容はバラエティーに富んでいました。そのなかでぼくは、アクションドラマを執筆させてもらいました。

 もともとアメリカの西部劇が好きだったので、その要素を盛り込んだバカバカしい話をいっぱい書きましたね。たとえば、『大都会PARTII』では、松田優作さんが演じる刑事に銀行強盗をさせたことがあります。

 普通、刑事が銀行強盗なんてしませんよね。そういう意外性を描くのが好きでしたし、それを楽しんでもらえる時代だったんですよね。

 そんなぼくの台本を、さらにおもしろくしてくれたのが役者たちでした。刑事ドラマの魅力は、役者のキャラクター次第。

 個性的な役者は、アドリブで脚本をどんどんおもしろくしていくんです。『警視-K』というドラマでは、主演の勝新太郎さんとゲスト俳優の原田芳雄さんが仲よしだったことから、私生活での会話さながら、2人でどんどんアドリブを重ねて勝手に物語を作っていくんです。もはや台本なんてあってないようなもの。

 勝さんは、「役者が役になりきってどう芝居するかを考えれば、リアクションも自然と出てくる」

 という考え方の人なので、脚本家のぼく自身、物語がどうなっていくのか、最後までわからない。そういうおもしろ味がありましたね。

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