報道によると、劉大使のアカウントでは「ストッキングを履いた美しい脚」と題するポルノまがいの脚フェチ画像のほかに、目隠しをされている複数のウイグル人をドローンで撮影した画像にも「いいね」をしているという。さらには、「香港を解放せよ」「ウイグル人を解放せよ」と訴え、中国が「国際社会に非難されることなく自国市民を殺害している」、と非難する内容の投稿にも「いいね」がされていた。
このようなメディアの注目度が高いこともあってか、劉大使のアカウントはこれらの「いいね」を含めて、過去1年間に押した数十の「いいね」を素早く削除し、2点の「いいね」だけを残しているという。
しかし、大使館側が発表した劉大使のツイッターアカウント乗っ取りについて、疑問を呈する向きもないわけではない。英国人権活動家のベネディクト・ロジャース氏は「中国側が発表したハッキング行為だとする話もウソではないか。中国の外交官がCOVID-19(新型コロナウイルス)の発生源が米軍だとか、イタリアだとかと言ったように、ウソ、いつわりは彼らの得意とするところだ」とコメントしている。