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2020.10.01 11:00  女性セブン

画家・中島健太 炎上恐れて本音言わないテレビ出演者に意見

『グッとラック!』の本音コメンテーターとしてプチ炎上も経験。画家の中島健太さん

 私鉄沿線の人気のエリアにあるタワーマンションの一室。窓からは青い空が見える。イーゼルには描きかけの新作が置かれ、その周りには絵の具まみれのパレットや多くの絵筆が無造作に置かれている。ここは“完売画家”としてテレビなどでも取り上げられる売れっ子画家・中島健太さん(35才)のアトリエだ。

 鍛え上げられたガッチリとした上半身に濃紺のシャツをすっきりと着こなした姿は、コメンテーターとして出演していた『グッとラック!』(TBS系)で見た知的でクールなイメージそのままだ。

「21才から美術業界で作品を発表し続けてきました。恵まれた20代だったと思います。でも、全国津々浦々で個展を開催しても、たいていの人はぼくのことをよく知らない」(中島さん・以下同)

 そう語ると、少し微笑み、話を続ける。

「美術業界は、40代で新人といわれてしまうような業界。このままでは名が知られる頃には40代後半になってしまうかもしれない。知名度を上げるにはメディアに出るのがいちばんと思い、テレビ出演や取材には積極的に応じてきました。そんなときに『グッとラック!』のプロデューサーからお声がけいただいたんです」(中島さん・以下同)

 さまざまな業種のスペシャリストが昨今のテレビのコメンテーターとして出演しているが、それでも画家は珍しい。しかも、きちんとベストを着込み、淡々と持論を理論的に展開する姿は、破天荒なイメージのあるアーティストとは一線を画している。

朝のテレビ局は雰囲気がいい

 昨年9月、番組スタートとともに木曜日のレギュラーになって1年。先月末でその任を終えたが、「あの人はいったいどんな人なの?」などと、ふだんは絵画やアートにそれほど興味のない主婦層からも、注目される存在となりつつある。

「絵画の世界は浮世離れしているので、情報番組に出演させていただいて、世の中の人が興味あることの最前線を知ることができるのは、自分と世の中を結びつけてくれる気がしました。

 それまで新聞をほとんど読んでいなかったのですが、出演させていただく以上、勉強もしなければいけない。ということで、新聞も最低3紙くらいは読むようになりました。情報発信されているものに、日常的に目を通すようになったのは、ぼくにとってもいい変化でした」

 ふだんの起床時間は午前8~9時。1日10時間絵を描いていることもあるという。だが、番組のある木曜日だけはちがう。午前4時に起きて5時半にスタジオ入りしていた。打ち合わせが始まるのは7時からだというのに、どうしてそんなに早く?

「朝のテレビ局って雰囲気がいいんですよ。何かが始まる気配みたいなのがあって、コーヒーを飲めるスペースもあるし、ゆっくりとその雰囲気を味わいながら、情報を入れて打ち合わせに臨むのが習慣になっていました。番組が終わったら、すぐに帰ります。反省会はなかったので」

 と、にっこり微笑む。話すときの真剣さと、この笑顔のギャップが印象的だ。気をつけていたのは、画家という立場から自分なりの視点を明確にすることだ。

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