1977年に全米で公開されて以来、世界中に熱狂的なファンを生み出した映画『スター・ウォーズ』(以下・SW)シリーズ。その関連グッズは無数にあり、コレクターも多い。そこで、5才のときに『スター・ウォーズ』と出会い、以降、そのグッズを求めるために世界を渡り歩く飲食店勤務の男性・Ryumaさん(43才)に、SWのお宝に関するさまざまなエピソードを伺った。
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インターネットがなかった頃は、海外製品を手に入れるのはひと苦労でした。SF雑誌やプラモデル専門雑誌を買って、そこに掲載されているものがどこで売られているか調べました。そして、海外からカタログを取り寄せて、その後、SW専用に買ったファクスで国際電話を使って注文。それで取り寄せたのが、アメリカのケナー社のフィギュアです。
二十数年前は船便で送ってもらうことが多く、届くまで2〜3か月は当たり前だったので、手元に来るまで不安でした。『タトゥイーンスキッフ』のおもちゃはSW人気にかげりが見え始めた1985年に作られ、生産数も少ないことから、状態がよいものなら10万円以上の値段がついています。
◆スタッフジャンパー
純正のSWグッズではありませんが、スタッフ用に配られたジャンパーもマニアの中ではかなりのお宝。これは1980年代前後にルーカス監督が設立した特殊撮影の会社・『インダストリアル・ライト&マジック』社の旧ロゴが入ったスタッフジャンパーです。
アメリカのオークションで数年前に350ドル(日本円で約4万円)で落札。スタッフ向けのグッズをオークションに出す人もいるみたいで(笑い)、ルーカスフィルムのロゴが入ったジャンパーなんかも結構、出品されていますね。
◆東京の消防100年のポスター
『帝国の逆襲』が公開された1980年が、東京都で消防という組織が結成されて100年目にあたるそうで、それに合わせて記念イベントが催されたようです。
チラシを持っている人は結構いるようですが、ポスターとなるとかなり少ない。ぼくも欲しくてずっと探していて、ようやく見つけたのが6年ほど前。オークションで5000円ほどで落札しました。