スマホによる情報過多は、メンタルにも影響を及ぼす。
「情報過多が原因で『うつ』になる人がいます。そうした人は、SNSやネットを見て、他者と自分を比較する傾向が強い人が多い。充分な休養が取れているときなら問題がなくても、疲れがたまっているときに他人の輝かしい情報を目にすれば、ついイラッとして妬みや批判につながります。そうしてメンタルの状態が悪化すると、次第にうつ状態になる」
影響が出るのは大人だけではない。カナダのアルバータ大学が行った調査によると、1日2時間以上スマホやタブレットの画面を見て過ごす幼児は、2時間未満の幼児に比べて、注意欠如や多動症といったADHDを発症するリスクが7倍高くなるという。
そのため、研究では「1日30分以下の使用時間が望ましい」と報告されている。それほどに、スマホが脳に与える影響は大きいのだ。
※女性セブン2020年11月5・12日号