国際情報

まさかの飛び火!? トランプが「日本に復讐」の仰天証言

感情に従って行動するトランプ流は最後まで変わらない(AFP=時事)

感情に従って行動するトランプ流は最後まで変わらない(AFP=時事)

 大統領選挙から丸二日経っても混乱は続いている。開票結果が明らかにされても、おそらく本当の決着にはならないだろう。トランプ大統領はすでに法廷闘争を始めているし、バイデン氏も簡単には退かないはずだ。ニューヨーク在住ジャーナリスト・佐藤則男氏が、大揺れに揺れるアメリカの苦悩をリポートする。

 * * *
 金融関係の人は、まさに現金なものである。NEWSポストセブンで直撃したウォール・ストリートの大手投資銀行幹部のM氏は、筋金入りのトランプ支持者で、トランプ絶対不利という事前予測のなかでも、「トランプが勝つ!」と興奮気味に話した人物だ。別に意地悪をするつもりではなかったが、トランプ氏が負けそうだと報じられている選挙翌日の夜、改めて同氏をつかまえて現状をどう見るか聞いてみた。すると、手のひらを返してトランプ氏を批判したのでちょっと驚いたのである。

「トランプはミスを犯した。これだけアメリカ人を苦しめているコロナ問題を軽視しすぎたのだ。親子でメディアに登場し、死者の数などどうでもいいとか、見ての通りだ、などと無神経な発言をしたことが致命的だった。あれを見て、この親子の政治センスのなさにびっくりした」

 これもすでに別記事でリポートしたが、そのインタビューで息子のドナルド・トランプJr.氏は、来年2月までにコロナによる死者は全米で40万人に達するという推計について聞かれて、「そんな数字がどうしたというのか。そんなものは何でもない」と放言した。さらに父親のトランプ大統領は、涼しい顔で「It is what it is.(見たままだ)」と言ってのけた。この発言は反トランプのメディアで大きく報じられ、各方面から批判を浴びた。

 しかし、M氏はバイデン氏や民主党を支持しているわけではない。もしバイデン政権になったら何が起きるか聞くと、暗い声になった。

「私が恐れるのは、右であろうと左であろうと、過激集団が暴れだすことだ。バイデンは警察を動かすことができないだろうから、国中に暴力事件が連鎖していく危険がある」

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン