芸能

郷ひろみと山口百恵は相思相愛だった プロデューサー明かす

引退コンサートでの山口百恵

「幸せになります」という名言を残してマイクを置いた、伝説の引退コンサートから早40年。今なお「山口百恵」の名は日本歌謡界で特別だが、それらのヒット曲はどのように生まれたのか? 多くのスターの誕生に携わり、ヒットメーカーとしても知られる音楽プロデューサー歴60年の酒井政利さんに、その誕生秘話を聞いた。

 イントロを聴いただけで家族との思い出が、青春時代が、淡い恋が、熱い思いが鮮やかによみがえる。「懐かしくてたまらない」「切なくて胸がキュンキュンする」と、今、昭和歌謡がブームになっている。それにしても月日が経つのは早いもので、山口百恵が芸能界を引退して40年になるというのだから驚く。

「引退発表の後、彼女は着物を着て挨拶回りをしていました」

 そう懐かしそうに語るのは、山口百恵はじめ、多くのアイドルを世に送り出し、彼らとともに昭和の音楽を牽引してきた音楽プロデューサーの酒井政利さん。

「私が勤めていたCBS・ソニー(現・ソニー・ミュージックエンタテインメント)にも百恵さんはやってきて、『お世話になりました』とひと言。まっすぐこちらに向けられた視線を受けて私は、山口百恵という歌手が表舞台に復帰することはないと確信しました。

 彼女は芸能界の華やかな魔力に打ち克ち、ひとりの女性としての幸せを選んだ。そして引退後も山口百恵というスターのイメージを守り抜いている。芯の強さというより、品性のよさを感じます。現役中から礼儀正しく、控えめで、お母さんの育て方が優れていたのだなといつも思っていました。飛行機の中で同年代のタレントたちが騒いでいても、彼女は本を読んでいる。そういう知的な女性でもありました」

関連キーワード

関連記事

トピックス

新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
あとは「ワールドシリーズMVP」(写真/EPA=時事)
大谷翔平、残された唯一の勲章「WシリーズMVP」に立ちはだかるブルージェイズの主砲ゲレーロJr. シュナイダー監督の「申告敬遠」も“意外な難敵”に
週刊ポスト
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供、右/時事通信フォト)
《激しい損傷》「50メートルくらい遺体を引きずって……」岩手県北上市・温泉旅館の従業員がクマ被害で死亡、猟友会が語る“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
財務官僚出身の積極財政派として知られる片山さつき氏(時事通信フォト)
《増税派のラスボスを外し…》積極財政を掲げる高市早苗首相が財務省へ放った「三本の矢」 財務大臣として送り込まれた片山さつき氏は“刺客”
週刊ポスト
WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 維新まで取り込む財務省の巧妙な「高市潰し」ほか
NEWSポストセブン