菅政権は安倍政治の不透明な部分も継承するのか(2019年の「桜を見る会」の様子、写真/EPA=時事)
ちなみに政党支部の2017年の報告書には「春の集い」は収入約771万円で支出が約721万円、翌2018年は5月に「初夏の集い」を開催して収入約453万円に対して支出が約468万円だった。収支はほぼトントンだ。
会場は同じホテルだが、会費や人数は報告書では公表されていない。ほぼ毎年参加しているという菅氏の支持者から興味深い証言を得た。
「去年は会費を5000円払った。食事はビュッフェ形式で中華でした」
食事付きになったとはいえ、収支を公表するようになってから会費が5000円に値上げされたというのだ。やはり会費1500円では同ホテルでパーティーを開くことは無理だったのではないかという疑問が浮かぶ。
※週刊ポスト2020年12月11日号