一方、過去のM-1王者が期待を寄せるコンビもいる。前出の記者が続ける。
「なんばグランド花月で定期的に開催されている『LEAP』というライブがあります。11月26日に開催された『LEAP #06』にはカベポスター、祇園、からし蓮根、滝音と、準決勝進出組が4組も参加していました。ライブの司会を担当したのは、2016年M-1王者の銀シャリ。冒頭から『この中から王者が現れるかもしれない!』と期待を寄せ、ネタ後のアフタートークでは、からし蓮根と滝音の2組が登場しました。
その際、銀シャリのツッコミ担当・橋本直は『キングオブコント2020』(TBS系)で決勝に進出した『滝音』に、『周りの芸人のなかでも、仕上がっているってよく聞くよ!』とコメント。ツッコミ担当・さすけの独特なツッコミを真似する一幕もありました。
一方、銀シャリのボケ担当・鰻和弘も『M-1前に橋本に真似されると、演技が良い。去年はM-1前に橋本がミルクボーイ内海(崇)のモノマネをしていた。当時、ミルクボーイは誰も知らなかったけれど、一躍有名になった』と験担ぎ発言。さらに語彙力が豊富なさすけのツッコミについては、『君は橋本と一緒で“日本語好き”やろ?』と、鰻ならではの“天然”な褒め言葉で会場を沸かしていました。
もちろん、過去にM-1決勝に進出した経験があるからし蓮根に対しても、その漫才のレベルの高さに改めて感心した様子でした」(同前)
銀シャリも注目する滝音とからし蓮根のほか、キングオブコント2020決勝に進出したニッポンの社長とロングコートダディの2組はコントの実力に加えて、漫才も折り紙つきだ。過去には霜降り明星やミルクボーイがそうであったように、再びマンゲキから新たなスターが登場するか。