大き目のセーターが似合う
また、最終話が視聴率36.7%と大ブームを巻き起こした、浅野温子(59才)と武田鉄矢(71才)のダブル主演ドラマ『101回目のプロポーズ』(1991年、フジテレビ)での浅野の妹役は、記憶に残っている人も多いだろう。キー局プロデューサーはこう語る。
「その後もテレビドラマに多く出演していましたが、転機になったのは『王様のブランチ』(TBS)の出演ですね。そこで、彼女が持っていた明るいバラエティー向けのキャラが花開いた。“りっちゃん”は10代からダイビングをしていたそうですが、そうしたナチュラルな側面にスポットライトが当たってから、視聴者はもちろん、テレビ局の番組起用担当者の彼女への見方が変わったと言えます。
『路線バスで寄り道の旅』(テレビ朝日系)での、彼女の徳光和夫さん(79才)のいじり方もとても好感度が高かったですよね」
アイドルから女優、そしてバラエティー、ナチュラリストとしての活動と、路線を少しずつ変えながらも、芸能界の荒波を泳ぎ続けている田中律子。これからもお茶の間に笑顔を届けてくれることだろう。