小林麻耶の夫・國光吟氏は妹の麻央さんの名前を出して…

小林麻耶は『恋のから騒ぎ』でブレイク

 名場面として、その後も何度か日テレでリプレーされたのは、ぶりっ子が過ぎる麻耶チャンに怒ったゲストの泉谷しげるサン(72才)が座っていたハイスツールを掴み、麻耶チャンに向けて投げる寸前までいったシーン(もちろん、泉谷サンはオーバーに演じてくださっただけですが)。

 一方、さんまサンは、何度「か~わ~い~い~」と言い、メロメロになったことでしょうか。もちろん、それも番組上のことですが、一般人の“恋からガールズ”には気になることであるようでした。われわれスタッフが見ていないところでは、いろいろあったのかもしれませんが、麻耶チャンはキャラを守りながら出演し続けてくれたのです。

 その途中に出たのがTBSのアナウンス試験の内定でした。当時、採用担当アナだった小島慶子サン(48才)が「から騒ぎ」を見てくれていて、「あんな子に来てほしいと思った」と、小島サン本人から聞いたことがあります。

 想い出話が止まりません(汗)。その翌年、「から騒ぎ」の前列センターに座り、これと言った恋愛エピソードもそうはない中、やはり1年間、頑張ってくれたのが小林麻央さん(享年34)でした。

 姉と妹のキャラは真逆ではないかと思われることばかりでしたが、本当に仲よしで、特に麻耶チャンは麻央さんのことが大好きだった。「クリスマス、彼氏といるより妹や家族と過ごすのが好き」と言う麻耶チャンに、さんまサンならずとも「ホンマかぁ?」と言いたくなったものですが、その後の姉妹の歩みを近くで見ていたら、それは真実でした。

 だからこそ、麻央さんが病に倒れ、当初はそのことがマスコミには伏せられていたとき、麻耶チャンは仕事場では変わらぬ笑顔で、しかし、それ以外の時間をすべて麻央さんに捧げていたのです。そんな麻耶チャンが、『バイキング』(フジテレビ系)の本番中に倒れたときも、当初は“その理由”がわかりませんでした。このあたりからは、皆さんのご記憶にもあるかと思います。麻耶チャンは麻央さんに心配をかけないようにキチンと仕事をこなしながらも、命がけで麻央さんに尽くしていたのです。

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