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2020.12.06 07:00  NEWSポストセブン

『おちょやん』杉咲花 「身体に染み込ませる」役作りの努力

写真集『ユートピア』を出版した2018年の杉咲花

写真集『ユートピア』を出版した2018年の杉咲花

「『湯を沸かすほど〜』の中野量太監督は、杉咲さんを『非常に感度の高い女優』と称していましたが、杉咲さんは役に対して、すごく丁寧にアプローチする印象があります。

 例えば『愛を積む人』では、長期のロケで役を染み込ませる時間があったことに感謝していましたし、『湯を沸かすほど〜』や、初の朝ドラ出演となった『とと姉ちゃん』でも、クランクイン前から、キャストたちと連絡先を交換し、役の関係性をじっくりと構築していく作業をしていたそうです。セリフだけではなく、身体全体に役を染み込ませることにより、どんな役でも浮いた感じがしません。

 一方で、近年は軽やかさも感じられるようになってきました。その変化について、2019年に公開された映画『楽園』のインタビューで、いままでのように全身全霊で向き合うと精神的な負担が大きくなってしまう役柄のため、撮影中でもオンとオフを切り替えるアプローチ方法を試みたと話していた。

『楽園』の撮影は2018年の8月から11月ぐらいに行われていましたが、その年の年末には『ガキ使』大晦日スペシャルや『芸能人格付けチェック』などのバラエティ特番にも出演し、非常にコミカルな一面を見せました。

 杉咲さんは、『自分自身に先入観を持たないようにしている』と話していました。重々しい役から軽やかな役までレンジを広げ、柔軟性を兼ね備えたいまだからこそ、朝ドラの主人公という長丁場でも、きっと飽きさせない魅力的なキャラクターを作り上げてくれると思います」

 役にじっくり向き合う一方で、“軽やかさ”も身に着けた杉咲にとって、朝ドラという長丁場で喜劇女優を演じるのは、これまでの集大成と言える仕事になるのではないだろうか。『おちょやん』を経て、また女優として大きく成長するはずだ。

●取材・文/原田イチボ(HEW)

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