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新型コロナの嗅覚への後遺症 「肉が焦げた匂いがする」

 複数の後遺症のうち、100人ほどの新型コロナ後遺症患者の治療を続ける、新中野耳鼻咽喉科クリニック院長の陣内賢さが気にかけるのはハンナさんにもあった「味覚と嗅覚の障害」だ。

「最近は味覚と嗅覚の障害が出る人が増えました。もともとは一時的な症状でしたが、長期化する傾向があるのも気になるところです。症状も、単に『味やにおいがしない』だけではなく、食べたものが違う味に感じる『異味症』、何も食べていないのに味がする『自発性異常味覚』や、嗅いだにおいと違うにおいがしたり、何もないのににおいがする『異臭症』が目立ちます」(陣内さん)

 和歌山県が9月に退院後2週間以上経った163人を調査したところ、75人に後遺症とみられる障害があった。

 複数回答で、嗅覚障害(30人)が最も多く、倦怠感(26人)、味覚障害(20人)、呼吸困難(20人)、頭痛(16人)、脱毛(12人)、胸痛(11人)、記憶障害(6人)が続いた。

 国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんはこう言う。

「報告では呼吸困難と頭痛が女性に多い傾向でした。一方で嗅覚障害、集中力低下、睡眠障害、記憶障害は男性に多くみられました」

 医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんは、日本であまり報じられていない新型コロナの後遺症として「免疫異常」を挙げる。

「ウイルスはさまざまな免疫異常をもたらします。実際に神経の免疫異常である重症筋無力症が報告されていて、ギラン・バレー症候群も注意喚起されます。1型糖尿病や血液の凝固異常が後遺症となるリスクも指摘されています」

※女性セブン2020年12月17日号

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