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「癒される…」 南原清隆の“ゆるさ”はコロナ禍にハマった

南原の仕事帰りをキャッチ

南原の仕事帰りをキャッチ

 11月下旬、都内の舞台「あんまと泥棒」の仕事帰りの南原清隆(55才)をキャッチした。靴もパンツもブルゾンも、オールブラックでまとめたクールないで立ちで、疲れも見せずに軽い足取りで迎えの車に乗っていった。

 新型コロナウイルスに振り回され続けた2020年は、この南原がメイン司会をする昼の帯番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)にとって、追い風が吹いた1年だった。

 2011年に番組がスタートした当初は、目新しい主婦層向けの生活情報をメインとした内容で、それまで王道を誇っていたフジテレビ系長寿番組『笑っていいとも!』を視聴率で超えるなど大きな影響力があった。

 しかし、各テレビ局が力を入れる昼の帯番組の視聴率戦争は、ここ9年連続でTBS系『ひるおび!』が首位に君臨。最近は、正統派ニュース情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)と、毒舌の坂上忍(53才)が仕切るゴシップネタ中心の『バイキング』との三つ巴で、『ひるおび!』を追いかける展開が続いていた。

 そんな中で、コロナによる緊急事態宣言が出されて、国民が自粛生活に入った5月に転機が訪れた。

 あるスポーツ紙の記者は「毎日のニュース番組でも解決の見通しが全く報じることができない悲観的な世相の中で、ゆるい雰囲気の『ヒルナンデス!』が週間平均視聴率5.2%と過去最高を記録したのです。殺伐としたコロナ情報ではなく、グルメや美容、生活の話題を扱い続けたことで、視聴者からは『ヒルナンデス!に癒される』、『不安も煽らず楽しく見られる』と支持された結果でした」と解説する。

 自粛で得意のロケ撮影が減り、レギュラーだった渡部建(48才)は不倫スキャンダルを起こすなど予想外のことにも見舞われながらも、癒し系の南原の司会ぶりや、安心感がある番組内容が時代にハマったのだ。

 ただし、9月末からは、坂上の『バイキング』が、約1時間も放送を拡大した『バイキングMORE』に強化されると、視聴率でも再浮上。この秋からは、競争はさらに激しくなってきている。

 切れ味鋭いコメントをするというよりは、マイペースな口ぶりが印象的な南原。NHK紅白歌合戦の総合司会を務める相方の内村光良(56才)だけでなく、10年目に突入する南原の“昼の視聴率戦争”も気になるところだ。

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