12月上旬の都内のスーパーマーケットで、ネイビーのコートにワンピースとワントーンファッションでまとめたメガネの女性が買い物をしていた。一見、アート系の青年か、癒し系ルックスの男性ミュージシャンにもみえるこの人物は、実は女優の宮沢りえ(47才)である。
宮沢のヘアスタイルは、これまでも同年代女性の憧れの対象だった。
宮沢は、昭和末期の1980年代後半に、無名の美少女がヒロインを務めるCM「三井のリハウス」の初代リハウスガールで、鮮烈なデビューを飾った。18才で衝撃のヘアヌード写真集『Santa Fe』を発売したりと、国民的アイドルとして大活躍していた10代について、あるベテラン男性芸能リポーターは「アニメの世界から飛び出したような、清純派ヒロインそのもののルックス。清潔感いっぱいの前髪のあるストレートロングヘアがトレードマークでした」と振り返った。
20代以降は、髪がロングの時は後ろで束ねることが多くなり、さまざまな形のショートヘアもたくさん披露してきた。どちらかといえば、キャリアウーマンのような“自立した女性”を印象付ける髪型だった。