都内で年金生活を送る60代男性も、コロナをきっかけに自己管理を徹底して通院を一時中止したひとりだ。
「医師からコレステロール値が少し高いと言われて薬を飲み続けていましたが、コロナが流行してからは通院をとりやめました。その間は、食生活を整えて運動をするように心がけていたせいか、健康状態に大きな変化はありません。年齢も年齢なので数値を放置するのではなく、世の中が落ち着いたら、また血液検査を受けようと思います」
上医師は「2か月に1度の血液検査」を勧める。
「糖尿病や高コレステロールなど生活習慣病の可能性がある高齢者は、2か月に1度の血液チェックを行なうことが理想です。無駄な通院を控えたければ、自分のデータのある医療機関で2か月に1度は採血して、医師の診断を仰ぐことが望ましい」
※週刊ポスト2021年1月1・8日号