ライフ

コロナ禍に義実家への帰省を強要する姑 スマホ活用嫁に撃退される

家族の「コロナ後うつ」にどう向き合うか(イメージ)

夫の実家に帰省するだけで気が重いが…(イメージ)

 コロナ禍で、心に余裕が持てなくなり、その結果家族間がギクシャクしているという人も多いのでは? ただでさえ難しい嫁姑となれば、さらにヒートアップしてしまうはず……。しかし、36才パート勤務の女性Fさんは、姑からの仕打ちに立ち向かい、イライラどころかスッキリしちゃったというのだ。そんなFさんのリアルエピソードをご紹介!

 * * *
 年末年始は毎年、義実家に帰省するのが習慣でした。でも、今年はコロナの影響を考え、帰省を遠慮しようと連絡をしたところ、姑が激怒。

「江戸時代からの歴史と伝統があるわが家では、正月のお祝いが一年でいちばん大切な行事なのよ。何があってもおろそかにしないで。年神様や本家の親族に失礼でしょ」

 と言われてしまいました。仕方なく、31日に夫婦であいさつだけしに行き、玄関先でお暇しようとしたのですが、

「あなたの家は方角が悪いから、今日は泊まりなさい」

 と、強引に宿泊させられることに。

占いや超常現象を信じている義母らしい誘い方ですが、実は私に大掃除をしてもらいたかっただけ。だって、今年はほかの親族が誰も来なかったので、人手が足りなかったんです。

 無駄に広い家の中をすべてひとりで水拭きした私は、1日で手足がしもやけ&あかぎれだらけに。その間、姑と夫は暖かい居間で酒宴を繰り広げており、手伝うそぶりはナシ。

さすがの私もキレかけていると、「テレビに照明、電気ストーブも全部買い替えたんだ~。いいなあ、新しいのは」と言うのんきな夫の声が。

 そこで私、ひらめいたんです。最近の家電は、スマホで操作できるものが多いことに。早速型番を調べると、テレビと照明がそれに該当。

 私のスマホと連動させる設定をし、夜を待ちました。そして、年が明ける瞬間を見計らい、私のスマホでスイッチをオフ。

 真っ暗闇の中、「あら? 停電かしら。あなた見てきなさいよ」と言う姑に、「ブレーカーは落ちていませんよ。隣の部屋はついているし」と言いつつ、今度はスイッチオン。その後もすきを見てテレビの音量を急に上げたり、照明を点滅させたり……。

 そして極めつきに、「もしかして心霊現象じゃないですか?」と言ってやりました。

 すると、姑の顔面が蒼白に。内心ひとりで大爆笑してしまいました。

 伝統も大切ですが、時代に合わせて臨機応変に対応できるようにならないと、大変ですよ、お義母さん。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2021年2月4日号

関連記事

トピックス

春の園遊会では別の道を歩かれる雅子さまと紀子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA) 
春の園遊会が60年ぶりの大改革 両陛下、秋篠宮ご夫妻、愛子さま、佳子さまが3組に分かれ“皇族方の渋滞”を解消、“じっくりご歓談”“待ち時間短縮”の一石二鳥 
女性セブン
1月のOB会総会で厳しい現状を語った桑田OB会長(PL学園のグラウンド/産経新聞社提供)
PL学園「野球部復活」はおろか「2025年度の受験者は過去最低の2人…」桑田真澄OB会長も「生徒を増やす方法がない」【大阪・授業料無償化のなかでの惨状】
NEWSポストセブン
ライオンの子保育園の創業者である末広尚希氏(左・Xより、保育園の写真はイメージです)
“保育革命家”イケメン理事長が運営する保育園で補助金不正受給1億2900万円、過去にはロックバンドでメジャーデビュー 「メディア受けすることへの嗅覚がある」との指摘も
NEWSポストセブン
広岡達朗氏は古巣・巨人への“辛口見解”も
【2025年プロ野球順位予想】広岡達朗氏、古巣・巨人は「大補強と言うほど戦力アップになっていない」と辛口見解 優勝は「阪神が1位と予想せざるを得ないな」
週刊ポスト
三重県津市議会の青山昇武議長が女性市議への「不同意わいせつ」と「不同意性交等未遂」の疑いで書類送検された(左・Facebookより)
三重県津市議会の“禁断の話題” 公明党・青山昇武議長が女性市議への「不同意わいせつ」と「不同意性交等未遂」の疑いで書類送検、 調査委員会設置は棄権多数で否決
NEWSポストセブン
新橋には庶民に人気の居酒屋が数多くある(写真提供/イメージマート)
新橋の居酒屋が全国初「路上営業」で営業停止処分 人気店が摘発された背景と野外での”違法営業”が続く事情
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(時事通信フォト、写真は東京都港区の店舗)
【ネズミ混入味噌汁・被害者とのやり取り判明】すき家は「電話を受けた担当者からお詫び申し上げました」 本社も把握していたのに2ヶ月公表しなかった謎
NEWSポストセブン
水原の収監後の生活はどうなるのか(AFLO、右は収監予定のターミナル・アイランド連邦矯正施設のHPより)
《水原一平被告の収監まで秒読み》移送予定刑務所は「深刻な老朽化」、セキュリティレベルは“下から2番目”「人種ごとにボスがいて…」 “良い子”にしていれば刑期短縮も
NEWSポストセブン
眞子さんの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室眞子さんの“ゆったりすぎるコート”に「マタニティコーデ」を指摘する声も…皇室ジャーナリスト「ご懐妊でも公表しない可能性」
NEWSポストセブン
ゼンショーホールディングスが運営する「すき家」が問題の画像についてコメントした(時事通信フォト)
【「味噌汁にネズミの死骸」で新展開】すき家がネズミ混入を認めて謝罪「従業員が提供前に商品状態の目視確認を怠った」 約2ヶ月にわたり非公表 昨年には大手製パン会社で混入の事例も
NEWSポストセブン
性被害により、バングラデシュの少女が8歳という幼さで亡くなった(地元メディアのFacebookより)
《バングラデシュ・少女殺害事件》「猿ぐつわをつけられ強制的に…」「義父の犯行を家族ぐるみで手助けした」 “性被害隠蔽殺人”も相次ぐ
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”女子ゴルフ選手を待ち受ける「罰金地獄」…「4人目」への波及も噂され周囲がハラハラ
週刊ポスト