国内

天皇誕生日会見 即位後初の節目で雅子さまの“25年ぶり”出席も

雅子さまのお誕生日には両陛下で談笑される姿が公開された(2020年12月、東京・港区)

雅子さまのお誕生日には両陛下で談笑される姿が公開された(2020年12月、東京・港区 写真提供/宮内庁)

 お揃いのダークグレーのジャケットに、タートルネック姿。1月27日、昨年7月の豪雨被害にあった熊本県の被災地を、天皇皇后両陛下がオンラインで見舞われた。

「ネクタイ姿とは違う“被災地訪問スタイル”でした。普段通りの服装で臨む被災地の人々に、気を使わせないためのお心遣いでしょう。オンラインでも国民に寄り添われる、両陛下のお気持ちが感じられました」(皇室記者)

 両陛下が国民と直接触れ合われる機会はコロナ禍で激減した。1月2日の新年一般参賀は中止を余儀なくされたが、それに代わり「新年ビデオメッセージ」という皇室初の試みをされた。

 そのとき、陛下のお隣には雅子さまがお座りになった。国民に直接語りかけ、勇気づけたいという雅子さまの強い思いから、おふたりでのメッセージが実現したという。そして、両陛下が再び国民に語りかけられるチャンスが訪れる。2月23日、陛下が61才となられる誕生日だ。

「誕生日は、記者会見を通して国民にお気持ちをお伝えになれる貴重な場です。通常、会見には陛下おひとりで臨まれますが、今年は雅子さまとおふたりで会見に出られる可能性があるんです」(別の皇室記者)

 天皇皇后が揃って天皇誕生日に会見された例が、過去に一度だけある。1990年12月、美智子さまが同席された上皇陛下の誕生日会見だ。「即位の礼・大嘗祭を終えて初めての誕生日という大きな節目だった」(宮内庁関係者)という。

 さらに、雅子さまも天皇陛下のお隣で会見に臨まれたことがある。1996年、陛下が皇太子時代の誕生日会見だ。

「当時、雅子さまはご自分の誕生日では会見をされなかったので、“雅子さまのお声をお聞きしたい”という期待が高まっていました。そうした声に応えるように『ご夫妻で誕生日会見出席』という異例の試みをされたのです。さらに、それ以降、雅子さまはご自身の誕生日でも会見に臨むようになられ、体調をお崩しになる前の2002年まで続けられました」(皇室ジャーナリスト)

 だが、両陛下が「令和の天皇皇后」として会見されたことは、まだ一度もない。

「皇太子同妃時代の誕生日会見は、結婚から3年が経って落ち着いたタイミングでした。令和の即位行事が落ち着いたいま、“即位後初”の節目として、並んで会見される可能性は充分にある」(前出・別の皇室記者)

 両陛下は新年にビデオメッセージを出されるという、前例にない偉業をすでになされた。天皇誕生日で前例にない取り組みをされても、なんらおかしくはない。

「雅子さまのご体調を考えると、多くのカメラや記者の前に出られての会見はまだ厳しいでしょう。ですが、記者の人数を減らす、会見をオンラインにするといった工夫があれば、ご負担は格段に減る。オンラインの利用に積極的とされる両陛下ですから、『令和流』の新しい試みをされるのではないでしょうか」(別の皇室ジャーナリスト)

関連記事

トピックス

無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
Instagramにはツーショットが投稿されていた
《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン