国内

松村邦洋や石田純一も コロナ感染後に実感する“体の異変”

コロナ回復後に別の異変を指摘される人も(写真は松村邦洋氏、時事通信フォト)

コロナ回復後に別の異変を指摘される人も(写真は松村邦洋氏、時事通信フォト)

 感染者・死者数ともに日本を大きく上回る諸外国では、新型コロナウイルス感染から回復したにもかかわらず、後遺症とみられる症状で多くの再入院者や死者が出ている。

 英・レスター大学と国家統計局が共同で調査した結果では、昨年8月末までに新型コロナに感染→回復した英国内の患者4万7780人のうち、29.4%が退院後140日以内に再入院し、12.3%が心筋梗塞や心不全、慢性腎不全、慢性肝疾患、糖尿病で死亡していたという。

 また米国の医学誌『JAMA』によると、昨年3~7月に米国の退役軍人省病院132施設に入退院した新型コロナ患者1775例のうち、退院後60日以内に27%が再入院または死亡している。再入院時の患者の診断では敗血症や肺炎、心不全の症状が見られた。

 こうした異変はコロナに感染した著名人も実感している。

 昨年末に発症し、1月初旬に退院したタレントの松村邦洋氏(53)が言う。

「僕はこんな体型をしていながら健康診断の数値は悪くないんですが、入院中に血液検査で先生から『肝臓の数値が悪い』と言われました。入院前には言われたことがなかったのですが……」

 昨年4月に感染した俳優の石田純一氏(67)は血液検査の数値の悪化が原因で入院期間が延びたという。

「感染前の昨年2月に受けた健康診断では血液検査の数値は全て正常でした。ところが入院中の数値は非常に悪かった。入院が長引いたのは、そのせいもあります。医師からコロナに感染すると血管に異常が起きると説明されましたが、私もその影響を受けたのかもしれません。今月また検査を受けるので、血液をサラサラに保つために毎日の運動と野菜ジュースで後遺症対策をしています」

 昨年7月にドイツ・フランクフルト大学病院の研究チームが新型コロナ感染症の回復者100人を対象に心臓のMRI検査を実施したところ、78人に異常が見つかり、うち60人には活発な炎症が認められた。

 医師免許を持つ参院議員(無所属)で元厚生労働副大臣の桜井充氏(64)は、感染からしばらく経って肺炎が悪化した。

「感染が分かった時点では小さな肺炎で、血液検査でも炎症反応は陰性、大きな問題はないと思っていました。ところが、10日後に肺のCT検査をしたら肺炎が広がっていることが分かった。実際にまだ肺炎の状態が残っていて、2~3か月続くと言われています」

関連キーワード

関連記事

トピックス

学歴を偽った疑いがあると指摘されていた静岡県伊東市の田久保真紀市長(共同通信/HPより)
《伊東市・田久保市長が独占告白1時間》「金庫で厳重保管。記録も写メもない」「ただのゴシップネタ」本人が語る“卒業証書”提出拒否の理由
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン
松嶋菜々子と反町隆史
《“夫婦仲がいい”と周囲にのろける》松嶋菜々子と反町隆史、化粧品が売れに売れてCM再共演「円満の秘訣は距離感」 結婚24年で起きた変化
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
《実は既婚者》参政党・さや氏、“スカートのサンタ服”で22歳年上の音楽家と開催したコンサートに男性ファン「あれは公開イチャイチャだったのか…」【本名・塩入清香と発表】
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン
スカウトは学校教員の“業務”に(時事通信フォト)
《“勧誘”は“業務”》高校野球の最新潮流「スカウト担当教員」という仕事 授業を受け持ちつつ“逸材”を求めて全国を奔走
週刊ポスト