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「何周目!?」の中毒性 「愛の不時着」リピーターの沼

リピーター続出の「愛の不時着」。(C)CultureDepot. (C)STUDIO DRAGON CORP.

リピーター続出の「愛の不時着」。(C)CultureDepot. (C)STUDIO DRAGON CORP.

 Netflixでの配信開始から約1年経った今でも、人気は根強く繰り返し観られている韓国ドラマ『愛の不時着』。主演俳優2人の熱愛というホットなニュースも到来し、その熱は冷めるどころか加速する勢い。

 ちなみに筆者もこのドラマにハマってしまったひとり。きっかけは、日に日に周囲に熱狂的なファンが増えいく中、とある日、知人が言ってたひとこと。

「私、今6周目なんだけど、もう何回見ても泣ける」……。

 6周目って、どんだけ中毒性のあるドラマなんだ!?と、さすがに気になって見てみたら、見事にズドンと一気見コースです(笑い)。

 その「愛の不時着」の展覧会が東京・原宿の商業施設「jing(ジング)」で2月27日まで開催中というから行ってみることに! ドラマの世界観を体感できるなんて……ファンからしたらもうたまらない企画ですよね。

レポの前に……ハマった理由を語らせて!

 展覧会レポに入る前に、まずこのドラマのハマるポイントについて語らせください。

【1】少女マンガ並の完璧過ぎるイケメン、リ・ジョンヒョク

 ヒロイン、ユン・セリの恋の相手である北朝鮮のエリート将校リ・ジョンヒョクは、まさに理想がすべてぎゅぎゅっと詰まったイケメン。強くて、優しくて、クールでスマート(おまけに権力者の息子でお金持ち)。しかも、もともとはピアニストで芸術的センスにも恵まれているという、ここまでイイ男要素がつまった人、いる? みたいな完璧さ。で、またニクイのが、恋愛にはやや不器用なところ。それにまんまとハマって、キュンキュンさせられてしまう……。

 まるで少女マンガのキャラクター級の非現実的ないい男、リ・ジョンヒョク。でも、「こんな人、絶対いないじゃん!」と、突っ込む隙がなく、ぐっとそのカッコよさに惹きつけられ、見入ってしまうのです。

 自転車の2人乗りや、とっさのキスシーンなど、いわゆるベタな展開も「うわ、恥ずかしい!」と思うことになく、素直に「いいなぁ」と思える。いい大人がこんな夢中になってピュアな気持ちをストレートに楽しめるなんてなかなかないですよね。

自転車2人乗り

「ベタな」2人乗りにもキュンキュン。(C)CultureDepot. (C)STUDIO DRAGON CORP.

 

【2】“ありえないけど不思議とリアル”な世界観

 そして、リ・ジョンヒョクのユン・セリへの一途で純粋な気持ちが、少しずつ形になる展開に、「あー、もう、お互いこんなに好きなのになんで!!」と、もどかしさを感じてからの物語後半。命がけでユン・セリを守ろうとする場面は、もう涙、涙……。リ・ジョンヒョクの真っ直ぐでブレない愛情は、リアルな世界では、ぜーったいにお目にかかれないからこそ、ものすごく新鮮。そして死ぬほどうらやましい!

 韓国ドラマでは、設定が非現実的過ぎるとよくいわれるけど、リ・ジョンヒョクという人物像も、愛の不時着のストーリーもファンタジー? といっていいくらい。でもすべてが“ありえないけど不思議とリアル”。もちろんそこには俳優たちの演技が超絶うまいとか、北朝鮮の暮らしがかなり細部まで表現されているとか、いろんな理由があると思うんですが、純粋さや愛情の強さが際立ってものすごーく感情が揺さぶられます。

 その結果、なかなか現実世界に戻ってこられなかったり……(笑い)。実際に自分が見てみると“6周目”にも納得です。

「あのシーンのコレがよかった……」と振り返るのがとってもいい時間

 というわけで、ここからは「愛の不時着」展について紹介していきます。 

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