人口少ない「鳥取」で消費額1位の食品続々
都市別で興味深いケースは他にもある。47都道府県で最も人口が少ない鳥取県。県庁所在地・鳥取市のデータをみると、ユニークな姿が浮かび上がってくる。
特産品のカニや梨の消費額が全国1位となっているのは郷土愛もあり、分かりやすいが、即席麺、カレールウ、マヨネーズが例年トップ争いを繰り広げているのはなぜだろうか。2020年の結果は次の通りだ。
【カレールウ】1795円で2位。トップは熊本市の1892円
【マヨネーズ・マヨネーズ風調味料】1560円で2位。これまたトップは熊本市で1604円
【即席麺】3329円でトップ。2位は熊本市で3167円
実はこの3品の2017─2019年平均の数値を見ても、カレールウは1位=鳥取市(1856円)、2位=新潟市、3位=金沢市の順。マヨネーズは1位=鳥取市(1519円)、2位=新潟市、3位=宮崎市の順。即席麺は1位=鳥取市(2952円)、2位=熊本市、3位=山口市の順で、いずれもトップになっているのだ。今に始まった話ではないのである。