また、第3期は子供たちに限らず、大人たちまで勇気づける曲が目立つようになった。
「『みんなのうた』は、物心がついて世の中の悩みや苦しみを味わい始めた子供に向けた曲が中心ですが、子供を育てている親や、昔は子供だった大人にも向けているので、大人たちにも響きます。
実際に母子家庭の娘が母親の再婚を祝福する『ママの結婚』(2002年)や、バブル期に仕事がうまくいかず、自信を失う父親を家族が応援する『パパとあなたの影ぼうし』(2001年)は広い年齢層に受け入れられました」(川崎さん)
だから“響く”年代はとてつもなく幅広い。
※女性セブン2021年3月11日号