「誰のおかげでこれまで飯が食えたと思っているんだ」
と、私を殴ろうとした瞬間、私は夫の頬を逆にグーパンチ。実は私、50才になってから身を守るためのボクシングを習い始めていたんです。あっけにとられる夫にこぶしを振りかざしながら詰め寄ると、あっさり離婚届に印鑑を押してくれました。
夫はその後、息子に私との仲を取り持つよう相談をしたらしいのですが、息子も「離婚されて当然」と、突き放したそうです。いまは小さなアパートを借りて気ままに暮らしています。
取材・文/前川亜紀
※女性セブン2021年3月18日号